Daily Archives: 2026 年 3 月 16 日

「勝つよ、来週。マスターズにも出たいから」 “格上大会”13位で6500万円。不運乗り越え、勝運を待つ久常涼

松山超えが続く久常(JGTO提供)

男子ゴルフツアーの世界最高峰・優勝賞金7億円超に挑んだ男・久常涼

舞台は米フロリダ・シりーズ、TPCソーグラスでの「ザ・プレーヤーズ選手権」。

惜しくも優勝は成らなかったが、初日30位スタートから常時上位で戦い抜いた久常の腕前は素晴らしい。賞金ランキングも世界ランキングもぐんぐん順位を上げて、目標にしてきた「マスターズ」(4月9日から)への招待ももう目前。プロ入り3年目。久常の花咲く日もまぢかのようです。

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開幕以来の好成績が認められて「プレヤーズ選手権」の出場権をモノにしました。初日は1アンダー30位と出遅れの感があったが、2日目はすぐさま3アンダー「69」を出して17位で予選通過と、勝負になるところへ浮上してきました。ムービングデーの3日目には「70」で15位とさらに順位を上げ、2R・3Rと連続して5バーディーを奪い4日間では17バーディーをゲットしているのが、ただものではありません。百戦錬磨の松山英樹はフロリダの風と池に惑わされ「池には入れるし、3パットはするし」と嘆き、3日目には「76」の大叩き。金谷拓実も3Rで「81」と難しいコースに乱され、ともに優勝戦線から脱落の模様でした。

それに反し、久常はアイランドグリーンで名物の17番パー3の見せ場で、15㍍のバーディーパットをぶち込み、大歓声を浴びるヒーローになりました。17位から出て5バーディー、1ボギー、1ダボで「70」。6アンダー、15位のフィニッシュ。2日目から3日間5バーディーを奪う粘りのゴルフを見せました。不運だったのは最終日終盤の久常。15番までは2つ伸ばしてトップ10入りが見えていたのに16番(パー5)のアンラッキーは手痛かった。フェアウェイに打った第1打のボールの後ろに芝の塊がつき、取り除けばボールが動きそうな状態で結局はそのまま打ったが、ボールは無情に右の池へ。熱くなった気持ちが収まらなかったのか、次の17番も3パットで連続ボギーにしたのです。

マスターズに出場できる世界ランク50位以内がもう目前

4日間通算6アンダーで日本勢最高の13位に入った久常。40万9027ドル(約6503万円)を手中にしました。13位で6500万円。キャリア最高の2位で終えた1月の「ファーンシュランス」では72万6400ドル(約1億1549万円を加えている久常にさらに加わったビッグマネーです。

松山英樹は3アンダーの27位で17万8750ドル(約2842万円)。初出場で予選を突破した金谷拓実は3日目の「81」が響いて10オーバー。決勝ラウンド進出者で最下位の73位でも4万9750ドル(約791万円)が懐に入りました。いかにも格上イベントらしいビッグな賞金配分には驚かされます。

賞金ランキングも世界ランキングもグングンと上昇を続ける久常の足取り。いまや松山英樹をも押しのけるような久常涼の勢いです。「いい位置でプレーできていたのに(最終日)終盤はホントにもったいないボギーだった。最後がよくなかったから、なんとも言えないけど「勝つよ。来週。頑張るよ」―自信にあふれる久常のコメント。“昇り竜”がどんなゴルフをするか、楽しみです。