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低迷の男子ツアーから飛び出してくるのは、だれ!「東建ホームメイト」で国内初戦始まる

プロ8年目でうれしい初V(JGTO提供)

華やかにフタを明けた「マスターズ」と同時開幕で“対抗”した国内第1戦「東建ホームメイトカップ」(東建多度・名古屋)。人気の選手もおらず、低迷続きの国内男子ツア―ですが、それなりの若手選手や未勝利選手が日本ツアーの再生をかけて、立ち上がりました。2日目が悪天候で中止となり54ホール競技に短縮されましたが、賞金はカットされず「優勝2600万円」フルで付与されるなど“新生男子ツアー”の精一杯のスタートでした。国内初勝利を挙げたのは、稲森佑貴とのプレーオフを制したプロ8年目の未勝利選手・石坂友宏(26)でした。低迷の中から今後も思わぬニューヒーローの誕生が待たれる男子ツアーです。

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昨季の賞金王・金子駆大(かねこ・こうた 23)、大会連覇を目指した生源寺龍憲(27)。主戦場を欧州にする桂川有人(27 日本国内2勝)も日程の空きを利用して一時帰国。日本の男子開幕につき合いました。選手会長も今年は谷原秀人から阿久津未来也にバトンタッチ。新しい選手会に期待がかけられています。

大会初日にトップに立ったのは、マイケル・ヘンドリー(ニュージランド)46歳。2013年から日本ツアーに参戦し、来日3年目の2015年に「東建ホームメイトカップ」で1勝を挙げている選手。闘病生活ののち、24年には2勝目の復活優勝を飾っている変わり種。さらに上位に名前を連ねた水田竜昇、青木尉、山本大雅、玉城海伍、三島泰哉・・らのほとんどがこれからの選手ばかり。名のある若手は、レベルが髙く賞金も髙い米ツアーや欧州ツアーに出て行き、国内のゴルフツアーはやせ細るばかり。力をつけてきた久常涼や金谷拓実。中島啓太、星野陸也、平田憲聖、杉浦悠太、桂川有人らの有望株はドルを求めて次々と海を渡ってしまうのです。

国内で一時代を築いた石川遼は34歳にして米国の下部ツアーからの再出発を宣言して世界に飛び出しました。

このありさまでは、男子ツアーは苦戦一方です。JGTO(日本ゴルフツアー機構)はついに日系投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)と契約を結び、新会社『㈱ジャパン・プロゴルフツアー』(JーTOUR)による管理・運営を2027年から実施すると発表しました。低迷を続ける男子ゴルフに厳しい“喝”が入ったのですが、プロ8年目の石坂友宏の今回の国内開幕戦優勝は若手プロたちに大きな刺激になったでしょう。

神奈川県横須賀市出身。日本ウェルネススポーツ大(通信制)。2019年にプロ宣言。20年の「ダンロップフェニックス」で金谷拓実と新人プロで現役大学生同士というプレーオフを戦い惜敗しています。以後シードを維持。24年の「日本ゴルフツアー選手権」では自身2度目のアルバトロスを達成している実力者です。25年の賞金ランキングは39位。初日トップだったヘンドリーは最終日最終ホールで2打目を池に落としボギーフィニッシュ。1打差の単独3位に泣きました。服部雅也は通算7アンダーで自己最高の4位。3打差5位タイにはルーキーの中野麟太郎、勝俣陵、西山大広が入っています。ピンチをチャンスに変える男たちは誰でしょう。