賞金王・金子駆大ら日本勢3人、米最終予選会惜しくも圏外へ。34歳・石川遼は米下部ツアーへ!

「精一杯のゴルフはしたけど」と悔しがる金子(JGTO提供)

今季・国内賞金王レースを勝ちとった金子駆大(かねこ・こうた 23)が、その勢いをかって挑戦した米ツアー最終予選会に惜しくも敗退。4日間72ホールで“5位以内”の争いに勝てませんでした。石川遼(34)、杉浦悠太(24)ら遠くフロリダまで足を伸ばした日本勢も全滅の予選会となり、来季の出場権は得られませんでした。6位以下の上位40人が下部コーンフェリーツアーの出場権を得られるので、方向転換する選手も出てくるでしょう。【共同電】によると石川遼は今季米下部のコーンフェリーツアーを本拠にすると語ったとのことです。

☆★      ☆★      ☆★      ☆★

1次 2次予選を通過した174選手が参加。米フロリダ州ポンテべドラビーチTPCソーグラス・ダイズバレーコースなど2コース(ともにパー70)を使う最終予選会は、予選落ちなしの厳しい戦い。日本の賞金王である金子駆大は初日トップタイに立つ好スタート。3日目には出場資格が手に入る上位5位とは1打差の6位から出た金子駆大は「71」とスコアを落とし、通算8アンダー、13位で圏外に去りました。「68」だった杉浦悠太は6アンダー29位。「69」の石川遼は5アンダーで34位。結果として金子駆大、石川遼、杉浦悠太の日本勢3人は5位までに与えられる出場権獲得は成りませんでした。

残念無念の金子駆大は「練習場からアイアンはすごく調子はよかったのに、カップに寄ってもなかなか入らなかった。パットが入らないと苦しい」とコメント。 今季は国内で2勝。体調も悪くないし欧州ツアーの出場権は確保している。「ただ米PGAは夢だから頑張りたかった。精一杯のゴルフはしたけど」(金子)

34歳にして米下部ツアーを本拠にする石川(JGTO提供)

この1、2年で頭をもたげてきた若手男子ツアーの中でも、ひときわ勝負強さを見せるのはこの金子駆大です。

今回は残念な結果でしたがこれからは海外に出ても負けない実力をみせるでしょう。石川遼が34歳にして米下部ツアーに本拠をおくというのも驚きです。