スタート戦線に異常あり!米下部ツアーの荒波を乗り切れるか、34歳・石川遼。海外主戦場組激増、寂しい国内ツアー!

海外のグリーンに悪銭苦闘(JGTO提供)

今季の男子ゴルフは国内通算20勝の石川遼が米下部ツアーへ、昨季賞金王の金子駆大(こうた)が欧州ツアーに挑戦、平田憲聖が米下部からPGAツアーに昇格。米ツアー2年目の24年の賞金王・金谷拓実ら、人気選手が続々海外を主戦場にしています。国内ツアーは昨季の25試合から3試合減(2~3試合は調整中)など、人気の低迷が懸念されています。海外組が活躍すればそれはそれで話題が拡がるのですが、いまのところ明るいニュースは入ってきていません。特に米下部ツアーから“出直し挑戦”を宣言した石川遼が下部ツアーの滑り出しが良くありません。心配が募る男子ツアーです。

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2026年の米下部「コーンフェリーツアー」は、カリブ海のバハマで1月11日から行われました。今季から参戦する石川遼の戦いぶりが注目でしたが、ここでの2連戦は58位と51位。ポイントランキングは75位のスタートでした。シーズンのランキング上位20位以内に入ってPGA昇格を目指す石川としては物足りない出足でした。初日と2日目をノーボギーのゴルフ。開幕戦は「67」「66」でスタートを切り、日本のファンは膝を乗り出しましたが、開幕からよかったのはこの2日間だけ。決勝ラウンドに入るや「71」、「72」(パー72)と伸び悩んで通算12アンダーの58位でした。 第2戦目は最終日後半に「40」と崩れて通算2オーバーの51位。ポイントランキングは75位に後退して、このペースでは25戦を終って“上位20人”に入るのは厳しいといえるでしょう。

パーオンしたホールの平均パット数が悪いのです。フェアウェイキープ率は悪くないし、パーオン率も悪くない。日本とは違う芝生。傾斜も大きな海外のグリーンに悪銭苦闘している遼クンの顔が浮かびます。グリーン征服は並大抵ではないのでしょう。2017年当時、米ツアー参戦の経験がある石川ですが、芝生の種類などの異なるグリーンには手こずっているようです。

石川の次戦は赤道を挟んだ中南米4連戦。カリブ海を南下して29日からパナマでのシリーズです。続いて南米コロンビア。そのあとはアルゼンチンとチリでの試合が待ち受けます。国が違えばゴルフ場の様子も違ってきます。また芝生も替りますから日本選手に合うような芝生と巡り合えば楽しみですが・・。

下部ツアーでは10試合目までの獲得ポイントで出場優先順位が入れ替わる「リシャッフル」があるので、それにも対応しなければなりません。長い移動距離。国が変われば言葉も違うし風俗習慣も違ってきます。ゴルフ場や芝生の変化もあるでしょう。世界を飛び回るトッププロになるためには下部ツアーの厳しさをクリアしなければなりません。34歳になった石川遼がこの荒波を越えて再び日本へ凱旋する日を待ちましょう。

今季の国内ツアーは豪州ツアーと共催の新規大会「ISPS ハンダ ジャパン・オーストラレイジア チャンピオンシップ」(3月5~8日)、ニュージーランドで初戦を迎えます。