来季男子ゴルフツアーの見どころ~今季より3減の22大会

片岡は4月のマスターズでどんなゴルフを見せるか(JGTO提供)

来季男子ゴルフツアーは、今季より3減の22大会。「パナソニックOP」は中止。「フジサンケイ」は調整中。一方、現在年間米ツアーに挑戦している日本勢は6人。夢のマスターズ、初出場を待つは一人・片岡尚之(松山を除く)。パットのうまい片岡が、オーガスタの難グリーンをどこまで征服できるか。見ものです!

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日本男子・開幕戦は3月5日から豪州ツアーと共催する「ISPSハンダ・日本オーストラリア選手権」。ニュージーランドで幕をあけます。国内初戦は「東建ホーメメイトカップ」で約1ヵ月遅れの4月9日が初日。最終戦の「日本シリーズJTカップ」は12月3日(東京よみうり)で閉幕します。従来の賞金制に替り、ポイント制に日本もようやく切り替わります。ポイント制が主流になる世界の主要ツアーの中で、日本も2年間かけて研究、ようやくポイント制の導入に踏み切りました、例えば今季、賞金制による年間タイトルは金子駆大(かねこ・こうた)が獲得しましたが、ポイントランキングでは生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)が1位になります。しかし、現在のポイント制はやや複雑でややこしい。従って28年以降にはさらに見直しが図られる予定になっています。

開催コースや賞金の変更もいくつか決定されました。「日本オープン」はタラオCC西コース。「ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだ トーナメント」は6000万円から1億円へ大幅増額。「ACNチャンピオンシップ」も1億円から1億2000万円へ引き上げられました。国際連携と国内開催の集中を高めるJGTO。変化の年で複雑な2026年となりそう。

一方、海外に目を向けると、日本オープンを制した片岡尚之が胸ワクワクの4月を待ちわびています。今年のマスターズは4月9日に開幕。日本からは今年、歴代チャンプの松山英樹のほかではこの片岡尚之が夢を実現させました。マスターズは4つのメジャー大会の中では最も出場人数が少なく、出場が100人を超えたこと近年では一度もない。その夢の舞台への招待状はまだ残っています。1月の「ラテンアメリカ・アマチュア選手権」と2月の「南アフリカ・オープン」の勝者。1月に開幕する米ツアーでは」マスターズ前週までの残る12大会の勝者。また開幕直前の世界ランキング上位50人にも、最後の招待状が贈られます。内外どんな熱戦が繰り広げられるか。開幕が待ち遠しいゴルフ界です。