
長い“夏休み”を過ごしていた国内男子ツアーが、今週20日から約1ヵ月半ぶり、8週目に再開されます。『ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだ』(群馬・草津CC)が、今季10試合目(国内9試合目)としてお目見えです。全23大会が予定されている国内男子はやっと10試合目。大会主催者の半田晴久会長率いる国際スポーツ振興協会としては開幕戦(ニュージーランド開催)に続く今季2つ目のスポンサー大会です。満を持しているプロたちが、どんな調整を経て再開の舞台に登場してくるか。注目の新たな幕開けです。
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再開前の男子ツアー、その記憶ももう薄れかけたでしょう。7月5日最終日だった「ジャパンプレーヤー選手権byサトウ食品」。岩崎亜久竜(28)が最終日10バーディー、1ボギー「63」を出して2年ぶりの優勝。大会記録を1打更新する通算25アンダーで逆転優勝(3勝目)した試合でした。1年前に結婚した日大ゴルフ部同期の愛妻・真衣さんと喜びを分かち合った初Vでもありました。そして再開後の第1戦は草津でのISPSの大会。「優勝のチャンスを草津でもまた作りたい」と当時1ヵ月半先の連勝を語った岩崎でした。
スポンサー離れが続き、日程的にも女子ツアーに大きく水をあけられた男子ツアー。酷暑の7~8月に空き週を多く作り、何とか凌ごうという男子ツアーの作戦でもあるのですが、体をもて余す選手たちの調整はひと苦労です。再開する「ISPS」に続いて8月27日からは「Sansan KBCオーガスタ」(福岡・芥屋GC)がありますが、そのあとはまた1週空いて次は韓国開催の「シンハン・ドンへ・オープン」です。そのあとは「ANAオープン」、「リシャール・ミル・チャリティ」と秋の陣が本格化する一方、メジャーの「日本オープン」まで10月の冒頭にはまた空白の2週間が待っているなど、男子ツアーは、文字通り歯抜け状態の日程で選手を苦しめます。
若手選手は国内の試合がないこの時期に海外へ飛んで腕を磨こうというプロもいます。すでに欧米ツアーに羽根を伸ばしているプロとは別に、この時期を選んだのは生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり、28歳)です。昨季国内賞金ランク2位の資格で限定的な欧州ツアー出場権を得た彼は、即座に渡欧を決意。日本勢唯一のチャレンジャ―として欧州ツアーの「デンマークゴルフ選手権」で欧州初参戦を果たしました。欧州での常時出場までには恵まれませんでしたが、直近3週間で2部ツアーにもトライ。2位を含む2度のトップ10入り(チェコで2位。スコットランドで6位など)貴重な経験を積んだというから大したものです。岡山・作陽高で渋野日向子と同期。山口県出身・同志社大卒の新鋭プロです。
「デンマーク選手権」の速報では、生源寺の初日は池ポチャなど「75」を叩き、3オーバーで128位と出遅れ。2日目も「74」と髙い壁にぶつかって、通算5オーバー、133位タイで落選。手痛い体験を味わったようです。金谷拓実。中島啓太、平田憲聖、金子駆大、杉浦悠太ら国内男子の海外挑戦が目立つ最近ですが、国内ツアーへのテコ入れにもいま一度期待をかけたいものです。
