石川遼、米下部ツアー初タイトルの厚い壁に“逸勝“。が、年間ptランキング30位へ浮上。米ツアー昇格見える!

下部ツアーとはいえ、レベルは高い(JGTO提供)

米下部ツアーを主戦場に戦う石川遼(34)が、参戦1年目での初優勝を惜しくも逃がしました。通算12アンダーの3位で、優勝スコアに2打とどきませんでした。出場13試合目のコーンフェリーツアー。優勝こそ逃がしましたが、自己最高位でのフィニッシ!ュで年間ポイントランキングは47位から30位にジャンプアップ。来季PGA(米ツアー)への昇格条件となる「トップ20人」が見えてきました。初日首位に2打差の2位から好スタートした石川遼は、最終日の優勝争いで敗れ無念の“逸勝”。しかし34歳にして下部ツアーから出直す石川遼にチャンス到来です。(「オキュネット・クラシック」米テキサス州タスコサGC、パ―7)。

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米ツアー復帰を目指して34歳の石川遼の涙ぐましい戦いです。米ツアーをかつて経験した2017年以来を夢みて、今季は米下部の「コーンフェリーツアー」にエントリーしました。主に若い選手がPGAツアーへの登竜門として挑戦する下部の舞台。年間25試合が開催され、年間ポイントランキング上位20人が来季の米ツアー出場権を獲得できます。石川はこの下部ツアーを主戦場に選び、これまで12試合に出場。予選通過は8試合で3月の「クラブカー選手権」の10位が最高で、優勝争いはまだ一度も経験していませんでした。下部ツアーとはいえ、賞金総額は100万ドル(約1億6000万円)優勝18万ドル(約2880万円)が用意されている舞台です。

下部ツアーといってもレベルは髙く、石川遼も今回6月の「オキュネット・クラシック」(テキサス州、パ~70)が初めて上位での優勝体験でした。初日4アンダー「66」で今季自己最高スコアをマークして、首位に2打差の2位発進。2日目も4バーディー、1ボギーの3アンダー「67」。石川の予選2日間のドライビングディスタンスは348ヤードで11位を記録しました。パーオン率は66.67%。巧みなリカバリーを駆使してスコアを作りました。2日目に4位へ後退したものの首位への2打差はキープ。「下部ツアーで戦っていても優勝争いを一度もしていなかった。その体験も大きな目標だった」と、決勝ラウンドでのプレーをかみしめた石川。3日目も3バーディー、1ボギーの「68」。左に大きな池が広がる大詰めの16番パー3と17番の2連続バーディで「68」を出し4打差で再び2位に浮上。通算9アンダー2位タイで最終日に向かう緊張感を味わいました。

3日目を終えた石川遼は「みんなそんなにスコアが伸びていなかったし、自分もそうはチャンスにつけられなかったので難しかった。でもいいゴルフができているので最終日はまたリフレッシュしてやりたい」(PGAツアー提供)とコメント。最終日に期待がかかりました。

首位に3打差で迎えたサンデーバックナイン。いいゴルフが続いていた石川が急にチャンスを逃がし続ける展開になったのはプレッシャーのせいだったのか。10番では1㍍強。11番、12番は3㍍。14番も1,5㍍を外す思いがけないゴルフで足が止まりました。3バーディー、ボギなしの「67」で回りながら、スコアが伸びないゴルフが石川の初タイトルを阻んでしまったのです。

いいゴルフをしながら最終日の分厚い壁に泣いた石川でした。これはいい経験になるでしょう。下部ツアーの次戦は「ビジットノックスビル・オープン」。石川遼と今週18位だった杉浦悠太がエントリーしています。ゴルフの調子が上がっている石川の初タイトルへの期待が今度こそ高まります。