Author Archives: 向田遥菜

タイガー・ウッズも愛用か!?テーラーメイドのニュークラブ「SIM(シム)シリーズ」が話題!

信頼度の高い「SIM」シリーズで今季を戦う、と抱負を語った塩見好輝プロ(左)と永峰咲希プロ(右)=東京・赤坂(赤坂インターシティAIR)

2020年の冒頭を飾るテーラーメイドのニュークラブ「SIM(シム)/SIM MAX(シム マックス)」シリーズが評判を呼んでいます。すでにハワイ・カパルアでの米ツアー新年第1戦、セントリー・オブ・チャンピオンズではダスティン・ジョンソンら6人の米ツアー選手が新ドライバーを使用、注目を集めました。テーラーメイドとの用品契約選手でもあるタイガー・ウッズやロリー・マキロイ(英国)らも今後の出場試合ではこの「SIM」シリーズに切り替えるものとみられています。独特のヘッドシェイプで空気抵抗を可能な限り減らした新ドライバーは「よりまっすぐ、より遠くへ、より速く」の実現を目指した新兵器。新年早々に東京でも発表され、同席した契約プロ、男子の塩見好輝(29)と女子の永峰咲希(24)も太鼓判でPR。アマチュアにも見逃せない新製品のお目見えといえそうです。

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ヘッド後方下部につけらえたウエイト「イナーシャ ジェネレーター」。ダウンスイング時の空気抵抗を減らす効果がある。

テーラーメイドといえば「M5/M6シリーズ」が有名。タイガー・ウッズの19年マスターズでの復活優勝やロリー・マキロイ(英国)の賞金王争い(2位)など、多くの契約プロがその性能のよさを証明してきました。フェースの反発性能を最大限にチューニングした「スピードインジェクション」搭載の「ツイストフェース」。ミスショットもナイスショットに転換してしまうとまでいわれたマルチマテリアル技術が評判でした。

この『Mシリーズ』で証明された技術をベースに、新しいヘッド形状を作り上げ進化させたのが、今回の「SIM(シム)/SIM MAX(シム マックス)」シリーズです。「Mシリーズ」にさらにプラスされたのは、ダウンスイング中の空気の流れをスムーズにし、加速を助けるウェイト「イナーシャ ジェネレーター」がヘッド後方下部に装着されたことです。しかもこのウェイトを、スイング軌道に合わせて斜めに搭載したことで、ヘッドのハーフウェイダウンからインパクトへの加速時にスムーズに空気が流れ、空気抵抗を可能な限り減らしてヘッドスピードのアップにつなげています。テーラーメイドでは「より真っ直ぐ、より遠くへ、より速く、を実現させたドライバー」と唱っています。

 

「SIM」ドライバーのヘッド。

「SIM」とは、SHAPE IN MOTIONの頭文字からとったSIM。空気抵抗を激減させた最新のヘッドシェイプをもつクラブーを表現したものです。ツアープロからアマチュアまで、すべてのゴルファーのパフォーマンス向上に貢献できるーとテーラーメイドでは力を込めています。ダスティン・ジョンソンはハワイでの新年初戦からこのSIMに切り替えたとかですが、国内では発表会に出席した二人のプロがニュークラブ(主にドライバー)の感想を語りました。

「SIM」シリーズのクラブのセット。

「ヘッドの形状がカッコよくてボールに構えやすい。ダウンスイングで自分の思った通りにヘッドが下りてくる。インパクトからはヘッドスピードの速さ、ボール初速の速さを感じる。SIMは打感がやや硬く、初速からスピードが出る。MAXはコントロールを効かせられるドライバー。自分はMAXの方を使うつもり。Mシリーズを使って5年目になるけど、今度のSIMは特に信頼できるクラブという感じ。今年はほとんどの試合に出られるので、毎試合優勝争いをしてテーラー
のSIMで勝てれば最高です」(塩見好輝プロ=賞金ランク63位)

テーラーメイドの新製品「SIM」シリーズを発表するM・シェルドンーアレン社長(左)とブライアン・バゼル上級副社長(右)=東京・赤坂

「ドライバーのヘッド体積は460だけど少し小さく見えるのが私は好き。イメージカラーが好きな青で、ボールがよく上がってくれる。女子はキャリーの高さが大事なので、信頼できるクラブです。スプーン(3W)が5番ウッドかと思ったくらい。球が高く上がってくれるし、今年は2オンが狙えるのが多くなりそう。1勝してから2年になるので、早く2勝目、3勝目が欲しいです」(永峰咲希プロ=賞金ランク45位)

塩見は昨季の日本オープン最終日、トップを走りながら、終盤14番からの残り5ホールで9打も落として大失速・V逸をした男。今季はその雪辱を期し、ニュークラブ「SIM MAX」で汚名挽回を図ります。永峰は18年フジサンケイレディス以来のツアー2勝目を狙います。

テーラーメイドと用具契約をするタイガー・ウッズ(43)。今季はニュークラブ「SIM」シリーズに切り替えるか?(昨年10月、「ZOZOチャンピオンシップ」で=千葉・習志野CC)

「SIMシリーズ」はドライバーのほか、フェアウェイウッド、レスキュー(ユーティリティー)、アイアンも併せて新発売。その″活躍ぶり〝が注目です(新製品は2月7日発売)。

[主な価格]
★「SIM」ドライバー→78000円+税(シャフトは三菱ケミカルと共同開発した「TENSEI SILVER TM50  ほか3タイプ」)
★「SIM MAX」ドライバー→73000円+税
★「SIM MAX」アイアン(5本セット=♯6~PW)→105000+税

(了)