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“お里帰り”で緩んだ?シブコ。国内戦「ブリヂストンー」で予選落ち。集まった大ギャラリーに舞い上がったか?!

約半年ぶりに国内ツアーに出場した渋野日向子。いいところなく2日間ともオーバーパーで予選落ち。ファンをがっかりさせた。

米ツアーから一時帰国し、国内戦今季初登場したシブコ(渋野日向子=23)、ひと目見ようと集まった大勢のギャラリーの中で、なんと予選落ちのハプニング!今季から参戦している米ツアーでの成長をアピールするどころか「出直し、出直し!」と叫んで2日間でコースを去りました。来週には再渡米して2週後の今季2つ目のメジャー「全米女子オープン」(米ノースカロライナ州パインニードルズ・ロッジ&GC)での立ち直りを期しますが、とんだ“里帰り”にシブコスマイルもしぼんだまま。試合は今季から4日間大会となった「ブリヂストン・レディース」。男子ツアーが48年間のおよぶ「ブリヂストンオープン」を開催してきた千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦コースを、男子の大会が消滅したのを受けて初めて女子ツアーが使用した記念の大会でした。

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男子の「ブリヂストン・オープン」でおなじみだった袖ヶ浦コース。コース設定は男子とは違ったものの女子にはかなりタフな舞台だったようです。2日目でトップグループは7アンダーでしたが、初日から2日目へは僅か1ストローク伸びただけ。シブコが奪ったバーディーは2日間でわずか4個。2日間で8つあるパー5で奪ったバーディーは2個という寂しさでした。ショットの安定性がなく、距離感もピタリとこない。その上パットも、ガッツポーズを出すような会心のものがなくてはスコアが伸びるわけがありません。初日74の2オ-バー、67位。

“お里帰り”で気が緩んだ?か。ショット、パットとも冴えがなく「いいところを見せられなくて申し訳ない」―。

上を目指さなくてはならない2日目の1番(パー4)。ティーショットを右ラフに外し、第2打がグリーンオーバー。グリーンの右奥だったカップを狙ったアプローチは10㍍以上もオーバーしてボギー発進と冴えません。
「しょっぱなから外しちゃいけないところに外して、ボギースタート・・。クラブ選択から間違っていた。何回も同じミスをやっちゃって・・」と、追っかける立場なのに出だしからこれでは波に乗るどころではありません。その後もティーショットが右へ出るミスが目立ち、得意なはずのパー5ホールでもバーディーがとれない。それでも上のスコアが伸びないのがまだ幸いでした。2日目、折り返しの10番(パー4)で1.5㍍につけてこの日最初のバーディー。流れを変えるかと思われながら14番(パー4)で3パット。15番(パー4)ではアプローチをミスしたもののグリーン脇のラフから7ヤードをチップインしてパーをセーブ。16番のパー5では2.5㍍のバーディーパットをやっと決め、予選通過ラインまで“あと1打”までこぎつけました。
最終18番(パー5)は勝負をかけた5~6㍍のバーディーパットでしたが「入れにいってひっかけちゃった」と、カップに届かないミスパットでついに終戦。2日間ともオーバーパーに終わり、カットラインに1打足りませんでした。

男子の「ブリヂストン・オープン」を長年開催した千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦コース。男子の試合が消滅したあと、今年
初めて女子ツアーを開催。シブコの一時帰国もあって大勢のファンがかけつけたのだが・・。

「とうとうどうにもできなかった。ティーショットが右め右めに行ってしまった。インパクト後体が伸びあがっていたのが原因だと思うけど、修正しよとしたら力んで今度は左に曲げた。パーを拾うのが精一杯。とりたいとりたいという欲に負けた感じ。たくさんのギャラリーさんがきてくれたのに、なに一ついいところを見せられずに終わってしまった。しんどかった」と、ホールアウト後はさすがに肩をがっくりでした。コロナ禍で試合中止や無観客試合が続いた中、今回は上限5000人の制限つきの有観客開催。初日は2711人。2日目3251人と、米ツアーでは見られないくらいの大勢のギャラリーが半年ぶりのシブコを見ようと熱くなりました。“休暇明け”のシブコには、その緊張感が何かを狂わせたのでしょうか。4日間大会へとグレードアップしてコースも一新した「ブリヂストン・レディース」でした。その“目玉”だったはずのシブコが2日間でいなくなった寂しさは、ああ無情。

今季出場10試合で5勝目を挙げた西郷真央。断然の強さをみせている。

予選落ち会見を終えたシブコは、練習レンジへ直行。「出直し。出直し」と自分にいい聞かせながら、夕暮れが迫るまで打ち込んでいました。来週には再び米国へ戻って「米ツアーのシブコ」に戻ります。2週間後に始まるビッグイベント「全米女子オープン」は、また違った難コース「パインニードルズ」ですが、そこで気分一新、蘇(よみがえ)られるかどうか?さらに中2週おいて「全米女子プロ選手権」のメジャーも控えています。
今季のシブコは、メジャー初戦「シェブロン選手権」(4月、カリフォルニア)で2日目トップに立ち、4位フィニッシュ。続くロッテ選手権(ハワイ)では2打差の2位で惜しくも優勝には届きませんでしたが、来季へのシード権は早々と確定的にしています。3週間の“お里帰り”でいささかリラックスし過ぎた?シブコさん。主戦場に戻っての復活が待たれます。

(了)