Daily Archives: 2026 年 1 月 20 日

ワイアラエCC7個のバンカーに泣かされた!米ツアー初優勝争いを逃がした新婚・金谷拓実

ハワイ特有の厄介な風に苦しんだ(JGTO提供)

今季米ツアー開幕戦。期待の米ツアー2年目の金谷拓実(27)は、前半2日間とも「66」で回って首位に1打差と迫りながら、3日目ワイアラエCC(パー70)に仕込まれた7個のバンカーにつかまり、優勝争いから脱落しました。新妻の女子プロ・吉本ここねに見守られての米ツアー1勝目はあえなく消え去り6アンダー31位に陥落。10人が出場した日本勢では、カットライン上の59位から蘇った松山英樹(33)が、3日目、最終日に「65」「67」で優勝争いにからみ、通算9アンダーで日本勢トップの13位に食い込みました。下部ツアーから米ツアーに昇格した平田憲聖(25)は予選を通過し、最終日も「68」で通算7アンダー、24位に入りました。

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ハワイ特有の強い風。3日目の金谷は、この気ままな強風に勝てませんでした。自分の思うところへうまくボールをコントロールできなかった。「まだ一日あるので、しっかりと自分のベストを尽くしたい」とコメントした金谷。テクニシャンの金谷が思うような球を打てなかったのだから、よほど厄介な風に悩んだのでしょう。

アウト2、3番でいきなり続けてバンカーに入れて連続ボギー。3つ目のボギーとなった8番は、2メートルに寄せたパットを外した。悪い流れを変えたかった9番のパー5は2オンから最悪の3パット。ターンした10番では3㍍を逃がし、海沿い17番のパー3ではグリーンに止められず奥のラフへ・・と、いいリズムが全然こない。この3日目は7回もバンカーから打ち、ショットをまとめられず73。通算5アンダー、20位に後退。首位とは7打差に拡がって3日目のこの時点で初優勝の夢をあきらめる苦しい展開を招きました

パターの名手ともいわれる金谷のグリーン上。しかし「まだ1日ある」とつぶやいた一言には苦しさが沁み込んでいました。残る最終日。傷心の金谷は1アンダーで回るのがやっと、でした。

一方、欧州ツアーを“卒業”して今季から米ツアーに乗り込んできた中島啓太も早々に予選落ち。杉浦悠太は途中棄権。昨季の国内賞金王、金子駆大(こうた)も下方へ沈んだ中。予選落ち目前だった松山英樹がそこから這い上がり「65」「67」。優勝争いにも絡んできたのはさすが。過酷な戦場の中で戦う米ツアー選手たち。通算6アンダーの31位に沈んでフィニッシュした金谷。新妻の前で手痛い傷を負いましたが、この金谷またひと回り強くなってフェアウェイに戻ってくるでしょうか。