Daily Archives: 2026 年 4 月 27 日

「前澤杯」の熱戦をつかみ取った米澤蓮。帯状疱疹にも打ち勝つか!

前澤杯Vで勢いづくか?(JGTO提供)

話題の男子ゴルフツアー「前澤杯 MAEZAWA CUP」の2年目が盛会裏に終わりました。し烈な上位争いを勝ち抜いたのは、プロ6年目の米澤蓮(26)、東北福祉大・岩手県出身。最後はソン・ヨンハン(宋 永漢 24=韓)をプレーオフ1ホール目のバーディーで下しました。2024年の「横浜ミナトチャンピオンシップ」以来、通算3勝目。主催者で実業家の前澤友作氏の発案で、大会前10日間に及ぶ有料プロアマ戦で得た資金を運営費に投入。観戦入場料は「無料」とした成果は上々。「来季以降も無料観戦を続けたい」と前澤オーナーの宣言でした。

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大会会場となったのは昨年大会(1回目)と同じく千葉睦沢町の「MZ GOLF CLUB」でした。通常は一般公開されていないプライベイト・コースです。昨年のギャラリー数は「非公開」とされていましたが、実数は3641人。観戦チケットの「完全無料」を徹底した第2回大会の今季は、1万501人と入場者は大幅増を記録したようです。コースには億の単位はするハイパーがずらり。フェラーリ・エンツォまでどのクルマも珍しいしろものばかり。さらに総勢100人のラウンドガールが全組に同行するなどでゴルフ以外にも華やかな取り組みで大会を盛り上げました。一社で何億円も投じて大会スポンサーになっていたこれまでのトーナメント運営をガラリと転換させた「前澤友作方式」が、徐々にでもスタートを切ったといえるようです。

そんな華やな会場で演じられた大会本戦。人気の髙いプロはなおさらサービスに必死に務めたのは大変でした。本戦競技が大混戦になったのは、そのせいでもあったようです。

決勝ラウンドになってからはトップから5打差以内に12人がひしめく大混戦でした。最終日は5位から出た米澤が6バーディー、ボギーなしの「66」で回り、通算12アンダーでトップと1打差の3位に順位をあげました。先にホールアウトした2位の宋と、1打差で迎えた17番(パ5)の3打目をグり―ン脇のラフに入れてボギー。大詰めで宋に並ばれる大ピンチ。背水の米澤は「プレーオフは絶対バーディーを取る」と気持ちを切り替えたという。

その1ホール目。1.5㍍のウイニングパットが見事にカップに消えました。2年ぶりとなるツアー3勝目をつかみ取ったのです。

「去年は優勝もなく、苦しいことしかなかった」とふりかえった米澤。24年に左半身に患った帯状疱疹からいまも続く座骨神経痛。「打つことはいいけど歩いているとしびれがくる」今季国内開幕戦の「東建」では1ラウンド後に棄権だった。

「この優勝で勢いをつけ、これからの試合を全力で戦っていく」と、自分にいいきかせるように話した26歳。優勝賞金4000万円は、何ものにも代えがたい難いご褒美でした。