アマチュアゴルファーの祭典「全日本アマチュアゴルファーズ選手権」の日程と開催要項が、主催の(公社)日本パブリックゴルフ協会から発表されました。今年、52回目を迎える老舗イベントの「全日本」(男子)は、6月13日(水)、14日(木)の2日間、宮城県仙台市の「グレースリッジカントリークラブ」、18回目の女子は5月30日(水)、31日(木)の2日間、兵庫県神戸市の「ダンロップゴルフコース」で開催されます。それらの地区予選会が5月、各地で行われますが、東日本予選会(競技参加料=6480円)の申し込み期間は、3月1日から同31日まで(インターネットでも可)。出場資格は男女とも「ハンディキャップ20.0程度以上が望ましい」「JGAゴルフ規則に規定されたすべてのアマゴルファー」と、さほど厳格ではないので、トップアマへの登竜門としてだけでなく、ゴルファーたるもの一度は競技ゴルフの楽しさを味わってみてはいかがー。
☆★ ☆★ ☆★
楽しく気楽にトライできるパブリックアマのゴルフイベントが今年も始まります。メインの「全日本(男・女)」だけでなく、ミッド(男・女とも25歳以上)、シニア(男55歳以上、女50歳以上)、グランドシニア(男70歳以上)などのカテゴリーがありますから、それぞれの年齢に応じて競技を楽しむことができます。年齢制限のない「全日本アマ」の歴史は古く、現在活躍中のトッププロも数多く歴代優勝者に名を連ねています。中嶋常幸、田中泰二郎、丸山茂樹、久保谷健一、星野英正、永野竜太郎、川村昌弘ら。女子では綾田紘子、森田理香子、青木瀬令奈、保坂真由、酒井美紀らが歴代の全日本チャンピオン。東日本地区での優勝者には、女子で若林舞衣子、成田美寿々、渡辺彩香ら、そうそうたる顔ぶれが名前を残しています。最近は不調に苦しんでいますが、13年、賞金女王に輝いた森田理香子や14年に2勝した酒井美紀、昨季ツアー初Vを果たした青木瀬令奈らもアマチュア時代パブリックゴルフの常連で活躍した面々です。
この大会、昨年度は全国で約3500人(東日本地区では約1800人)の参加者がありました。将来プロを目指す若者も多いですが、気楽に参加できるアマチュアゴルフの魅力もあって、幅広い年代層が広がっています。昨年度を見ると、最も多い層は40歳~49歳で39.2%。次に50歳~59歳が25%。30歳~39歳の10.6%と続きます。仲間同士の″遊び〝だけのゴルフとはまた違って、緊張感を経験し、ルールなども学べる競技ゴルフの面白さと厳しさを求めるゴルファーが多いようです。「全日本アマチュアゴルファーズ選手権」(男女)を頂点に、ミッド、シニア、ミッドシニア、グランドシニアの各部門で、日程と試合会場が設定されていますから、ご自分に見合ったカテゴリーを選んでみてください。
今年の日程で一番早い大会は、「全日本」の女子と女子のミッド。地区予選(東日本)の決勝は5月9日~10日、ウィンザーパークゴルフ&CC(茨城)。「全日本女子」は5月30日、31日のダンロップGC(兵庫・神戸)です。前述した男子の「全日本」がこれに続きますが、全日本のシニアと昨年から新設された全日本グランドシニアが6月27日(水)、28日(木)に浜野ゴルフクラブ(千葉・市原)での開催となります。参加申し込みは2月1日から始まっており、2月28日が締切です。浜野ゴルフクラブはパブリックゴルフ協会の加盟コースではありませんが、今年は特別開催となります。
日本パブリックゴルフ協会(PGS)に加盟しているコースは全国で79 コース(2月現在)。「全日本アマチュア」に使用するコースは、コースからの自薦をもとに毎年変わります。今年の「全日本」の決勝コース、宮城・仙台のグレースリッジ・カントリークラブ(PGM系)は、02年から06年までプロのシニアトーナメントが開催された元ビックライザックCCで戦略性の高い丘陵コース。エントリーして決勝にまで進出すれば、みちのくの楽しい旅も味わえることでしょう。今年はパブリックゴルフから埋もれたどんな逸材が生まれるのでしょうか?
≪問い合わせ≫日本パブリックゴルフ協会(東京・銀座)電話=03・3563・2388(了)