サントリーとは3億円所属契約。PING(用具契約)では新パター「TOMCAT14」がお気に入り。人気の″しぶこ〝2年目の旋風、スタンバイ!!

新年早々「サントリー」と所属契約。大きなサポートを得られることになった渋野日向子(左)。右はサントリー所属の先輩、宮里藍さん。

女子ゴルフに″しぶこフィバー〝を巻き起こした渋野日向子(21)の人気は、年があけても留まるところをしりません。新年早々、大手飲料メーカーのサントリーと所属契約の発表。契約は2月1日から複数年。現役引退後も所属が続いている宮里藍さん(34)と同じ「生涯契約」も視野に入れた大変な優遇。とりあえず3年3億円(推定)の大型契約とみられ、昨年来、渋野プロのもとへ寄せられたオファーは約40社に及んだともいわれます。1月 21日にはクラブ契約を結ぶPINGの新製品発表会に賞金女王・鈴木愛(25)とともに出席。東京五輪について「私たち3人(畑岡奈紗、鈴木愛、渋野日向子)で出られれば、かなり強いチーム」と、最強トリオ結成への″夢〝を熱く語りました。27日からはタイで約10日間の合宿を行い、いったん帰国して2月20日開幕の米ツアー、ホンダLPGAタイランド(サイアムCCパタヤオールドコース)で今季の始動というプラン。勝負師・しぶこの五輪イヤーがいよいよ始まります。

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用具契約を結ぶPINGの新製品発表会でパターを掲げる渋野日向子(左)と鈴木愛(右)=東京・秋葉原

クラブ契約をしているPINGが毎年行う新製品の発表会。世界ランクでも11位の渋野、15位の鈴木愛と五輪出場圏内にいる2人が顔を揃えるとあって、東京・秋葉原の会場には100人を超す報道陣が集まりました。それでなくてもPINGのクラブは、昨今大当たり。昨季は男女で17勝を挙げたという話題の兵器ですが、今回は「G710」のアイアンと「HEPPLER(ヘプラー)」のパターをメインにした新製品の発表会。渋野プロ、昨季までは青木コーチの指示でブレードタイプのパターを使っていましが「今年はこれにしようかな」と会場で手に取ったのは、全く違うタイプの大型マレット(TOMCAT14)。軽量アルミと高比重のステンレスを組み合わせた複合素材ヘッドで、上面には左右7個ずつの白いドットが並び「ヘッドを振ると、飛行機が滑走路に着陸していくような線を描いて安定したストロークが可能」(PING)という。平均パット数2位(昨季)とパットの名手でもある渋野が、今年はどんな道具であの強気のパッティングをみせてくれるか、パター選びも興味あるところです。ちなみにパット数1位の鈴木愛はオーソドックスな中型マレット(PIPER=パイパー)を発表会では選択。歴代数々の名器パターを生んできたPINGだけに、2人がツアーで最終的に愛用する2020年パターは?気になるところです

お気に入りの新パター「TOMCAT14」を試打場の人工マットで試す渋野日向子(新製品発表会=東京・秋葉原)

シーズン中は賞金女王を争った2人でライバル同士でしたが、同じ契約プロとして会うときは仲良しコンビ。東京五輪は今年の6月29日時点で五輪ランキング(世界ランキングをもとに算出)で出場選手が決められます。上位60人が出場でき、ランク15位以内に入れば各国最大4人が出場できます。日本勢は現在世界ランク15位以内に畑岡奈紗(5位)、渋野日向子(11位)、鈴木愛(15位)の3選手がいて、3人が出場可能となっています。この″圏内〝を6月下旬までなんとかキープしたい。渋野は「シーズン初っぱなから全力でいける(畑岡)奈紗ちゃんは凄い(POで敗退、2位)。最後で敗れたのは残念だけど、奈紗ちゃんも五輪には出たくて頑張っているから、私もしっかり準備してついていきたい。6月までは米ツアーと国内で頑張って選ばれるようにね」と、改めて東京五輪のメタルに意欲十分なところをみせました。そして「奈紗ちゃんと3人で出られれば、かなり強いよ。正直、そう思います」ーキッパリとメタル宣言まで飛び出しました。

昨季も平均パット数第1位の鈴木愛。お好みのミッドマレット型「パイパー」を試す(PINGの新製品発表会で=東京・秋葉原)

昨年の大活躍でこのオフは表彰式やらテレビ、イベント類にひっぱりだこ。多忙なオフシーズンを過ごした″しぶこ〝も、このPINGのイベントと地元岡山で務めた1日税務署長(岡山東税務署=24日)でそれもおしまい。27日からは10日間の「地獄のタイ・キャンプ」に出かけます。テーマは「100ヤード以内のレベルアップ」とかですが、″攻め〝に徹する勝負強いプロ・しぶこにさらに磨きがかかれば、今季もたのもしい。LPGAタイランドのあとは、続けてHSBC女子世界選手権(シンガポール)とアジアで2試合。そのあとは3月5日からの国内ツアー開幕戦、ダイキンオーキッド・レディス(沖縄・琉球)で国内に登場です。

一方、鈴木愛は海外での試合は敬遠して国内開幕(3月5日)のダイキンオーキッドを狙います。1月23日に渡米。アリゾナ州で約1ヵ月の合宿練習。東京五輪には「自国開催なのでどうしても出たい」と、国内開幕から6月下旬までの実質3ヶ月「例年以上に早く仕上げて、6月に一度ピークを持っていきたい。奈紗ちゃんは出れる確率が高いけど、私たち2人はまだね・・」と、油断は禁物と気合を込めています。マイペースながらじっくりとした調整スケジュールで開幕を目指します。

(了)