圧倒的な人気とシェアを誇るゴルフクラブ、SRIスポーツ㈱の「ゼクシオ」7代目の「ゼクシオセブン」(ウッド系、アイアン)が完成、12月9日(金)から新発売することが発表されました。中嶋常幸は「歴代ゼクシオの中で、4代目も好きだったけど、7代目は本格的に使っていきたいクラブ」といい、古閑美保は「ドライバーの顔がいい。ハンサム好きの私にはもう離せない」と。横峯さくらは「雨の中で試打したけど、雨中でも飛んだし、芯(しん)に当たらないときでも飛距離は変わらなかった。早く試合で使いたい」・・と、契約プロもそれぞれニューゼクシオの魅力を語っています。
どこがそんなにいいのか、「ゼクシオセブン」の飛びの秘密を探ってみましたー。
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日本オープンの激戦ムードもさめやらぬ10月17日(月)、東京ドームホテルの「天空の間」に約200人の報道陣を集めて7代目ゼクシオの記者発表が行われました。野尻恭代表取締役社長は「2000年からスタートしたゼクシオは、一昨年6代目を発表したその翌日から、7代目への研究努力を続けて参りました。ここに自信を持って発表できるゼクシオセブンは、“もっと飛ばして元気になってもらいたい”との思いを込めて世間に送り出したい。ドライバーは(シャフトを)短くしながら7ヤードの飛距離アップを実現しました」と、胸を張って挨拶しました。
そうです。ゼクシオは、2年に1回の割合で新作発表を続けてきました。つまり今回の7代目で13年目に入ることになります。ドライバーにとどまらず、アイアン、フェアウェイウッド系、レディス・・とフルラインアップで愛好者を集め、これほど長期にわたって好調な販売成績を上げ続けてきたクラブは、最近では他に例をみません(2000年以来今年8月まで、ウッド、アイアン合計金額は年間売り上げ12年連続NO,1=矢野経済研究所調べ)。SRIスポーツはゼクシオで食っている!といったら怒られるでしょうか!?
これほどの長寿クラブになれる秘訣は何なのでしょう。
①ドライバーは、クラブの長さが6代目より0.5インチ短くなりました(45.5インチ)。これにより従来モデルより2g軽量化され、クラブ慣性モーメントが小さくなって振りやすさが大幅に向上しました。打点のばらつきを抑えてミート率がアップ、ボールスピードが増しました。
②シャフトを短くして手元側に重量を配分しているにもかかわらず、新シャフトは剛性分布を手元側まで柔らかくする設計になっています。さらにヘッド重量を5g重くできたことで、インパクト時にボールに伝わる運動エネルギーがアップ、ヘッドが走ってスピードが増します。
③新剛性設計の「MP700カーボンシャフト」は先端が軟らかく大きくしなります。スピン量を抑え、打ち出し角をより高くして大きく飛ばす「オートパワーインパクト」を
さらに進化させました。インパクトに向けてヘッドが返りやすくなるなど、これらの相乗効果でボールのつかまりがよくなりました。
④フェースには高強度化した軽比重チタンを採用、カップフェースの巻き込み部分まで薄肉化することでスイートエリアが7%拡大されました。また、高音設計ソールデザインで、どこで打っても高く伸びのある「爽快な打球音」を進化させています。
ヘッド体積は460cm3。ロフト角は8.5、9.5、10.5、11.5、12.5の5種類。シャフトの種類はS、SR、R、R2の4種類。メーカー希望小売価格(消費税込み)ドライバー1本 84,000円
中嶋常幸プロは「誰が打っても、どんなときでも飛ぶクラブ。ボクはこれまでスリクソンとゼクシオを使い分けていた。どちらかというとスリクソンが多かったけど、これからはこのゼクシオを使いたい。自分の武器になりそう。57歳になるけど、ゴルフは道具に頼る部分は大きいからね。アマチュアにも十分使えるクラブだよ」と、絶賛。
女子プロの北田瑠衣は「新しいゼクシオはいままでにない高さを出してくれます。私はみんなよりヘッドスピードが遅いので高く打てるドライバーはうれしい。今週の試合からでも使いたい」といい、若手の森田理香子は「構えやすくて、打感がよくて、飛んでくれます。だれにでも使えるドライバーだと思います」と、7代目ゼクシオを褒め称えていました。
ドライバーに続き、特別な人気を保ってきたゼクシオアイアンも7代目が出ます。さらにフェアウェイウッドにユーティリティクラブも揃えたフルラインアップで、新しい「ゼクシオセブン」は、2年ぶりに12月9日にお目見得します。ゴルファーなら一見の価値ありかもー。