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ハンディ20までならだれでも挑戦できるパブリックゴルフ選手権。今年こそトライしてみるか!?

昨季、プロ2年目で早くも1勝。フェアウェイキープ率1位に輝き、賞金ランク11に入った川村昌弘。 パ選には小6から高3まで7年間毎年出場した常連だった。(13年のゴルフ日本シリーズJT杯で)
昨季、プロ2年目で早くも1勝。フェアウェイキープ率1位に輝き、賞金ランク11に入った川村昌弘。 パ選には小6から高3まで7年間毎年出場した常連だった。(13年のゴルフ日本シリーズJT杯で)

春の訪れとともにゴルフ界の動きも活発さを増してきました。アマチュア競技ゴルフの老舗、公益社団法人・日本パブリックゴルフ場事業協会が主催する平成26年度アマチュアゴルファーの祭典、第48回全日本パブリックアマチュアゴルフ選手権と第14回全日本女子パブリックアマチュアゴルフ選手権の開催要項と日程が発表されました。プロやトップアマへの登竜門として長い歴史と実績を残してきた大会ですが、今年の全日本パ選男子は6月18~19日栃木・那須野ヶ原CC、全日本パ選女子が6月4~5日兵庫・北神戸ゴルフ場で開催されます。それに向けて4月からは東日本、中部日本、西日本各地区でそれぞれ予選が始まります。参加資格は「男女ともハンディキャップ20.0程度以上が望ましい」というもので、広く一般ゴルファーに門戸を開いているのが特徴です。参加料も地区予選は一律6000円。手ごろな費用で競技ゴルフの楽しさを味う絶好のチャンスです!

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昨年、新賞金女王になったあの森田理香子も、男子ツアー2年目で早々とプロ1勝を挙げ賞金ランキング11位に入った川村昌弘も、ともにパ選の″卒業生〝です。歴代優勝者に名を連ねる主な著名プロを探ってみますと、中嶋常幸(72年)、丸山茂樹(86年)、久保谷健一(90年)、星野英正(94年)、永野竜太郎(06年)、伊藤誠道(09年)、川村昌弘(10年)・・。女子では宅島美香(01年)、綾田紘子(05年)、森田理香子(06年)、酒井美紀(10年)・・とそうそうたる名前が記録に残っています。全日本での優勝はなくとも、地区大会で優勝しているプロは石川裕貴、小黒貴志。女子では若林舞衣子、成田美寿々らがいます。まさにトッププロへの登竜門にふさわしい大会といえますが、だからといって別にプロを目指している人ばかりというわけではありません。ゴルフを楽しんでいるアマチュアゴルファーが、ゴルフ仲間たちと「一度競技ゴルフを経験してみよう」と、思いたてば気楽にエントリーできる競技なのです。

昨季、横峯さくらとの激しい争いに勝って、新賞金女王になった森田理香子。全日本パ選でも06年の優勝者だ。
昨季、横峯さくらとの激しい争いに勝って、新賞金女王になった森田理香子。全日本パ選でも06年の優勝者だ。

昨年度は全国で約6,600人(東日本地区では約3,000人)の参加者がありました。48年目を迎える今年の大会もこれを上回るエントリーが期待されています。日本パブリック協会(PGS)に加盟しているゴルフ場は、2月現在全国で83コース。この中から毎年、開催コースが変わります。全日本大会に進出するまでには各地区の予選にまずエントリーする必要があります。男女ともパ選の申し込み期間は3月1日から3月31日まで。競技は、予選18ホールストローク・プレー。地区決勝と全日本は36ホール・ストロークプレーです。プロを目指しているものなら、全日本1~3位は、PGAプロテストの1次試験を免除されます。2位までに与えれる日本アマ選手権を狙ってみる実力派アマにも、いい腕試しの舞台になるでしょう。一般ゴルファーが、緊張感を伴った競技ゴルフの醍醐味を味わってみるのもまた格別でしょう。ハンディキャップ20程度ならアマチュアのだれもがチャレンジできるパ選へ、今年こそトライしてみませんか?

今年、全日本パ選が開催されるのは6月18~19日、栃木・那須野ヶ原CC、全日本パ選女子は、6月4~5日、兵庫・北神戸ゴルフ場です。東日本地区でいえば、4月15日(火)から東日本地区加盟31コースで予選会がスタートします。われはと思われる方は、出場希望コースへ申し込んでください(協会事務局では受け付けは行いません)。昨年度までの全国でデータによりますと、参加者のうち男子は40~49歳が37.2%ともっとも割合が多いのに比べ、女子は15~19歳が42.0%と最多を占めています。女子プロツアーをみるまでもなく、女子のゴルファーは年々若年層が増えているのがここでも顕著です。昨年度の全日本優勝者は、男子19歳の尾崎秀平選手(朝霞)。女子は17歳の岡山絵里選手(京阪)でした。今年はどんな埋もれた逸材が飛び出してくるのでしょうか。