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全米OPは千葉・カレドニアンGC、全米女子OPは千葉・房総CC。両メジャーの日本予選日程決まる。海外メジャー切符を受け取るのはだれ?!

昨年の全米女子オープン、畑岡奈紗と日本人同士のプレーオフを制した笹生優花。歴史に残る快挙だった。

今年の海外メジャーゴルフ、全米OP&全米女子OPの「日本最終予選」の日程等が決まり、主催の全米ゴルフ協会(USGA)から発表されました。男子は千葉・カレドニアンGCで5月23日(月)、女子は千葉・房総CCで4月25日(月)。それぞれ1日36ホール競技で争われます。今年の全米女子OP本戦は賞金総額が、昨年の550万ドル(約6億500万円)から倍増近い1000万ドル(約11億5600万円)へアップされ、女子スポーツ史上最高の賞金額と話題を集めています。昨年の全米OPには石川遼、浅地洋佑の2人が本戦出場権をゲット。全米女子OPには勝みなみ、川満陽香理ら5人(アマ1人)が日本地区最終予選を突破しましたが、すべて本戦での活躍はできませんでした。さて、今年は一段とアップされたビッグマネーにも興味が高まります。日本予選から脚光を帯びるヒーロー、ヒロインは生まれるでしょうか?

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2021年の全米OP日本予選を勝ち抜いた石川遼(右)と浅地洋佑(左)=茨城ザ・ロイヤルGC(提供:日本ゴルフ協会)

全米女子OPの予選、2014年から米国以外の日本や英国などでも最終予選が行われるようになり、今年は米国17州に加え、日本、韓国、英国の3ヵ国、26会場で国際予選会が展開されます。男子の全米OP予選会は、米国44州とカナダなどで始まり、最終予選は日本、カナダ、米国内9ヵ所で開かれます。昨年の海外メジャーで記憶に新しいのは、全米女子オープンを史上最年少19歳で制した笹生優花の大活躍でした。米ツアーを主戦場としている2人の日本人同士、笹生と畑岡奈紗がプレーオフで“世界一”を争った大一番。笹生の優勝は、過去全米女子プロの樋口久子(77年)、全英女子オープンの渋野日向子(19年)に続く日本人3人目のメジャー制覇でした。笹生は優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)を手中にしましたが、今年は大幅の賞金アップで増額され、V賞金は2億円超になると思われます。

2021年全米女子OP日本予選で本戦出場権を獲得した勝みなみ、川満陽香理ら5人(横浜CC)=提供:日本ゴルフ協会

さま変わりする全米女子OP本戦は、6月2~5日、ノースカロライナ州のパインニードルズ・ロッジ&GCで156人のフィールドで争われます。その檜舞台を目指す日本予選は「フジサンケイ・レディス」が終わった翌月曜日(4月25日)、千葉・房総CCが舞台です。昨年の日本予選は108選手が5枠を争い、勝みなみ、川満陽香理、小暮千広(アマ)らが出場権を獲得しました(横浜CC=36ホール)。しかし、本戦では日本予選組は全員決勝ラウンドには進めませんでした。

マスターズプレーヤー松山英樹に続く日本人はだれ??

 

 

 

一方、全米オープン本戦は米東北部のマサチューセッツ州「ザ・カントリークラブ」で6月16~19日に開催されます。世界各地で予選会が行われ、プロ・アマを問わず広く門戸が開かれる世界最高峰のイベントとして耳目が集まります。昨年の日本予選は、茨城ザ・ロイヤルGCで最終ステージ14人が「36ホール、上位2位まで」の厳しい出場権を争い、石川遼と浅地洋佑の2人が本戦出場権を得ました。しかし、本戦では石川遼11オーバー、浅地洋佑9オーバーでともに予選落ち。米ツアーの厚い壁を味わいました。今年のエントリーはまだですが、国内ツアー「ゴルフパートナー・プロアマ」(茨城・取手国際)最終日の翌月曜日(5月23日)。千葉・カレドニアンGCがチャンスをつかむ舞台です。世界最高峰のメジャー挑戦切符を受け取るのはだれでしょうか?昨年はマスターズを松山英樹が制し、笹生優花が全米女子オープンを勝ち取った実績があります。日本勢のレベルアップに期待です。

(了)