Daily Archives: 2026 年 9 月 24 日

18番15mのイーグルパットで決着、宮本勝昌。ピンチに耐え、シニア通算13勝目!

米国挑戦はいつ果たせるか(PGA提供)

日本シニアの〝鬼〟、宮本勝昌(54)がまたやりました。プレーオフ決戦かと思われた最終18番。15mの超ロングパットを鮮やかに決めるサヨナライーグル。今季シニア3勝目、シニア通算13勝目を挙げて4年連続のシニア賞金王へ大きく前進しました。舞台は福岡・玄海GC。(6875ヤード、パー71)。玄海灘の強い風を受けながらのシニアゴルファー日本一を決める大会でしたが、大きなピンチを何度も凌ぎ、初日からの首位を守り切った宮本勝昌の完全優勝はすばらしいものでした。

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大会2勝目を狙った変則フォームのチェ・ホソン(韓国)が、終盤になって突如優勝争いに急浮上してきました。逆転Vかプレーオフか。きわどい優勝争いと知った最終組の宮本。パー5の最終18番、長打力のある彼は当然2オンを狙います。3Wのセカンドがやや大きくてグリーン奥まで転がる2オンとなりました。15mはあるロングパット。注目の第1打。ボールはスルスルとラインに乗って転がり、勢いよくカップインです。通算15アンダーのフィニッシュ。厳しい追撃だったホソンは13アンダーで2位。岩本髙志はさらに1打差の3位で宮本には届きませんでした。劇的イーグルでの幕切れ。

このドラマチックなロングパット・イーグル。宮本は振りかえります。「18番のグリーン、転がりもよく、ラインに乗ってくれて残り1mくらいは気持ちよく手を挙げていました。こんな気持いい勝ち方は人生初めてくらいかな」と話し、タッチもピタリと合った会心のイーグルだったと明かしました。

初日から1位街道を突っ走った宮本ですが、ピンチを凌ぎ凌ぎでした。最終日、15番は第1打を右に曲げて密集した林の中で絶体絶命。ボールは太い立ち木の根元近くにあって、しかも枯れ葉の上に乗っていたという。何度もフェアウェイとボールの位置を結んで確認して奇跡的にフェアウェイに出せたという。3打目のアプローチもピンそばについてパ―セーブ。次の16番のパー3もグリーン脇のバンカーに入れたがボールは深い〝目玉〟。この難球も巧みなテクニックでカップ4mほどに出し、これを沈めるパーでセーブ。宮本には珍しいガッツポーズでこぶしを握りしめました。玄海の強風に加え、200ヤードを越えるパー3の設定と高速グリーンには経験豊富な宮本の高度な〝腕前〟がモノをいったといえるでしょう。

レギュラーツアー12勝。シニアツアー13勝。「日本ゴルフツアー選手権」「日本シリーズ」「中日クラウンズ」・・。今季はシニア賞金王4年連続を目指すなど、数々の大きなタイトルを経験したトッププレーヤー。まだなかった「日本シニアオープン」のビッグタイトルが今回加わった宮本勝昌に、さらに大きなハクがついたといえます。ただこれまでも最大の目標に掲げてきた米シニアツアー参戦の夢が宮本には残っています。毎年掲げている「今年こそ米国で!」の意気込みは、いつ果たせるでしょうか。