売りも売ったり1632万余本!16年間″独り勝ち”ゼクシオ。注目「9代目」新発売!

ダンロップスポーツ・木滑社長(中央)を囲んで発表会に参列したダンロップ契約プロ。左から横峯さくら、中嶋常幸、(社長)、古閑美保、山下和弘各プロ(10月5日、東京ドームホテル)
ダンロップスポーツ・木滑社長(中央)を囲んで発表会に参列したダンロップ契約プロ。左から横峯さくら、中嶋常幸、(社長)、古閑美保、山下和弘各プロ(10月5日、東京ドームホテル)

ゴルフクラブ業界で”ひとり勝ち”してきた「XXIO(ゼクシオ)」=ダンロップスポーツ=が、このほど9代目のシリーズを発表しました。2000年の発売以来、爆発的な人気でドライバー、アイアン 両部門で販売本数の独走を続け、2年ごとにモデルチェンジしてきたゼクシオは、16年連続で国内売上NO1。初代から8代目までで出荷したゼクシオクラブの総本数は、何と1632万6158本に達したという″怪物クラブ〝です。アマチュア中心に売れたクラブですが、プロも国内では横峯さくら、古閑美保、吉田弓美子、香妻琴乃らの女子プロはじめ、片山晋呉(現在はダイワ)、中嶋常幸、山下和弘ら多くが愛用してきたので有名。米国女子でも生涯グランドスラムを達成した朴仁妃(パク・インビ=韓国)らが愛用、あらゆるレベルのプレーヤーが熱い視線を送ってきたクラブです。9代目を迎えたゼクシオとはどんなクラブなのでしょう。発売は12月5日です。

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歴代のゼクシオの写真をバックに、「9代目」の記者発表するダンロップスポーツ・木滑和生社長(東京・東京ドームホテル)
歴代のゼクシオの写真をバックに、「9代目」の記者発表するダンロップスポーツ・木滑和生社長(東京・東京ドームホテル)

ダンロップスポーツの最強主力商品である「ゼクシオ」のニューモデル発表は、いつも関係者の注視を浴びてお披露目されます。9代目記者発表会は、10月5日、東京・文京区後楽の東京ドームホテル「天空」の間に200人を超えようかという報道陣、ゴルフ業界関係者が集まりました。会場の巨大スクリーンに背広姿でニュードライバーを打つ練習場での木滑(きなめり)和生社長が映し出されたと思うと、一転してそのご本人が手に「ゼクシオ9」のドライバーを持って壇上に現れるという趣向。

「ゼクシオ9」は、ヘッドスピードとボールスピードの二つのスピードを最大限に高めて飛距離を伸ばすダンロップ独自の技術「デュアル・スピード・テクノロジー」をさらに進化させました。先端素材を採用した軽くて強いニューカーボンシャフト「MP900」とのマッチングとも相まって、従来の「ゼクシオ8」よりもドライバーテストで5.5ヤード増の飛びを実現したと、木滑社長は冒頭の挨拶で誇らしげに訴えました。

「ゼクシオ9」シリーズ
「ゼクシオ9」シリーズ

今回発表された「ゼクシオ9」シリーズのキャッチコピーは「軌道は力だ」。軽量化としなやかさを両立させた新シャフトと、ゼクシオ史上最も重いヘッドが採用されたことで、切り返し時にヘッドが残り、コックの解放が無意識に抑えられるというのです。それによってヘッドが体の近くを通るようになり、ダウンスイング前半でスイングの回転半径が小さくなって自然と腕を振るスピードが速くなります。スイングスピードが上がることで、ダウンスイング後半ではヘッドにかかる遠心力が増大してコックを解放させるスピードもアップ。ヘッドが一気に加速するという仕組みです。さらにトゥ側、ヒール側の折り曲げ幅を拡大した新開発カップフェースは、スイートエリアを「ゼクシオ8」比で10%拡大。いっそうの深・低重心設計で打ちやすさも一段と増したニュークラブというふれ込みです。

美しい「ゼクシオ9」アイアンのヘッド
美しい「ゼクシオ9」アイアンのヘッド

ゴルファーが気になるヘッドデザインも、シンプルで力強さが強調されています。流れるようなゴルフスイングをイメージした造形ライン。ブルーを基調にしたクラウンカラーにヒールバック側に偏光色を使用してヘッドの返りやすさを視覚的に表現しています。
またフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンの各種クラブにもゼクシオテクノロジーは共通に採用され、打ちやすさと飛びを追求しています。特にアイアンはアベレージゴルファーの実打点位置に合わせ、チタンフェースをソール方向に拡大。フェース下部の反発性能が向上しました。スイートエリアが広がって、オフセンターショット時の大幅な飛距離ロスを減少させているのが特徴です。

まさに16年間、ドライバーとアイアン両部門で人気を続けてきたゼクシオの集大成の「ゼクシオ9」といってもいいでしょう。

記者発表会に出席した中嶋常幸は「今度のゼクシオは、簡単にヘッドにタメができる。だから打ちやすいし、いいショットが打てる。プロだって打ちやすいクラブの方がいいに決まってる。ヘッドとシャフトのマッチングがすばらしい」と高い評価。山下和宏は「ゼクシオはアベレージゴルファー向けだけじゃない。プロも大勢使っている。安心して使えるクラブ」と話し、古閑美保は「ニューゼクシオで現役時代を上回るヘッドスピードが計測できた」と、テストの結果を披露。横峯さくらは「ゼクシオ9は完成度の高いクラブ。試打もしたし、すぐにでも使いたい」と、発表会直後に遠征に出たマレーシア、韓国、中国、台湾と続く米ツアーのアジアシリーズでの投入を宣言していました。

16年間、歴代のゼクシオ開発に関して携わった数字をざっと挙げましょう。

★ゼクシオ開発において取得した特許の総件数「76件」
★参加したテスターの総人数「約2,700人」
★1モデルを作成するために試作されたヘッドの個数「約3,500個」
★試作されたシャフトの総本数「約40,000本」
★初代から8代目までに出荷したゼクシオクラブの総本数「1632万6158本」(15年9月15日現在)

この16年間で「ゼクシオ」でゴルフを楽しんだアマチュアゴルファーは、数知れないでしょう。満を持して発表された「9代目」の評価は何と出るのでしょうか。そして″ゼクシオ人気〝はどこまで続くのでしょうか?
価格も安いクラブではありません。ダンロップスポーツを支えてきたのも、この「ゼクシオ」ーといっても過言ではありません。

まさに怪物クラブ・XXIOーです。

[主な価格]
「ゼクシオ9」ドライバー 1本88,000円(税別)
「ゼクシオ9」FWウッド 1本55,000円(税別)
「ゼクシオ9」ユーティリティ 1本38,000(税別)
「ゼクシオ9」アイアン
8本セット(#5~9、PW、AW、SW)カーボンシャフト 192,000円(税別)
スチールシャフト 152,000円(税別)
5本セット(#6~9、PW)カーボンシャフト 120,000円(税別)
スチールシャフト 95,000円(税別)