クラブはPING。ウエアはラルフ ローレン!!もてもて超人気・大型ルーキー金谷拓実(22)!

PINGのニュークラブとキャップ。ウエアは最新のラルフローレンをまとって笑顔いっぱいの金谷拓実。″世界のカナヤ〝になれるか!?
(写真提供‥ピンゴルフジャパン)

2020年10月にプ転向、秋のダンロップフェニックスでいきなりプロ初優勝を果たした大型新人・金谷拓実(かなや・たくみ)=22歳=にスポンサーが殺到しています!久々出現したスーパー男子プロゴルファーを巡り、まずピン・ゴルフがクラブ・用品使用契約。ブリヂストンスポーツはボール・用品使用契約。ゴルフウエアでも伝統的な世界観を表現するラルフ ローレン社のゴルフウエアブランドと日本人初のアンバサダー契約(イメージキャラクター)を結びました。また日本ゴルフ協会(JGA)は12日、JOC認定の五輪強化指定選手に金谷拓実が新規選出されたと発表。昨年暮れには、日本プロゴルフ協会(PGA)が金谷のアマ時代の実績を評価し、プロテスト免除の特別制度を適用してPGAの新会員に認定しました。金谷は、14日からの今季初戦、米PGAツアー「ソニーオープンinハワイ」に出場しましたが、ここでは1打足りずに無念の予選落ち。このあとは欧州ツアーの「オメガ・ドバイ・デザートクラシック」(1・28~31)、「サウジ国際」(2.4~7)への推薦出場が決まっています。引く手あまた!プレー環境が次々と整う大型ルーキーは、早くも日本男子プロの″トッププレーヤー〝としての戦いが始まりましたー。

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アマ時代も数多くのプロツアーに挑戦した金谷拓実。(静岡・御殿場の三井住友VISA太平洋マスターズで)

2020年10月2日にプロ転向した金谷は、11月の「ダンロップフェニックス」で4ホールに及ぶプレーオフを制し、国内ツアー僅か3戦目でプロ初優勝を遂げて周囲
をアッといわせました。この優勝で2023年までの国内ツアーのシード権を早くも獲得しており、海外へも出ていきやすい状況を作りました。すでに1年前、19年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では、最終日最終18番での劇的イーグルで日本男子ツアー史上4人目のアマチュア優勝。20年9月にはアジア人初の世界アマチュアランキング1位の称号であるマコーマック・メダルも受賞している男です。大きな大会を次々と征服しているその実力は、まさにスーパーゴルファーの称号がピッタリです。

2019年の太平洋マスターズ(御殿場)では東北福祉大3年の金谷拓実がアマ4人目のツアー優勝を果たした。

広島出身。170㌢とさほど大柄でもない金谷ですが、キレのいいフルスイングでドライバーの飛距離は300ヤード級です。それにもましてケレン味なく打ち出していくアプローチやパッティングの巧さは、他を圧しています。5歳からゴルフを始め、小学生時代から数々の大会で優勝、広島国際学院高2年、17歳51日で「日本アマ選手権」の最年少優勝。東北福祉大に進んだ17年には「日本オープン」で池田勇太と優勝争いを演じ、1打差で惜しくも2位。「ゴルフ界にカナヤあり」をさらに広く印象ずけました。18年の「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」にも優勝。すでに「マスターズ」や「全英オープン」出場も経験しています。

ティーで待つ金谷拓実

ゴルファーにとって何よりも大事なのが使用するクラブの選定。金谷は中学時代から愛用しているピンをプロになってからも手放しませんでした。
「僕のピンとの出逢いは、中学生のときに地元・広島で開催されていたピンの試打会でした。それから毎回試打会には参加するようになり、ピン・フィッターからアドバイスをもらい、ドライバー、アイアンともにピン・ユーザーになりました。ピンのクラブは、とにかくやさしい。アマチュアからツアープロまで一貫して同じモデルが使えるのもいい。僕はG710アイアンの5番が好き。2021年は東京五輪出場目指して1試合1試合が大事です。国内ツアーが中心ですが、欧州ツアー、米ツアーにも挑戦したい。ツアー3勝を目指して頑張ります」(金谷拓実のコメント)
東京五輪出場への強い願望も明かしている金谷です。

ティーで待つ金谷拓実

ピン・ゴルフジャパンのジョン・K・ソルハイム社長は「ジュニア時代から長年PINGのクラブを理解し、使用し続けてくれた金谷選手が、プロとしてPINGファミリーの一員になったのは嬉しい。彼が世界のステージでベストを尽くせるよう、クラブサポートに努めます」と″金谷獲得〝の喜びを語っています。

クラブや用具だけではありません。金谷争奪に加わったのはアパレル界でも世界レベルのラルフローレン社。1月8日には同社のゴルフウエアブランド「ポロゴルフ」と「RLXゴルフ」(伝統的なポロに機能性を重視したスタイル)と日本人初のアンバサダー契約を締結しました。金谷はこんごラルフローレンの広報大使としてのイメージキャラクターを務め、21年初戦の「ソニーオープンinハワイ」からさっそくポロのゴルフウエアを着用して戦いました。米ツアーのトッププレーヤー、世界ランク3位のジャスティン・トーマスやビリー・ホーシェルらとともに、ラルフローレン・ファミリーの一員にもなった金谷です。
アマチュアとしては″世界一〝まで登りつめましたが、これからプロの荒波の中でどこまで本領を発揮できるか。早々と人気沸騰の金谷拓実の、こんごが見ものです。

(了)